メッセージ

今、ものづくりの技術は中国をはじめとするアジアの国々で急速に発達しつつあります。
これまで、世界のものづくりを牽引してきた日本の役割が大きく変わろうとしています。
技術の移転は急速に進み、情報化により技術のキャッチアップもこれまでよりスピードアップしています。あらゆるメーカーが世界での競争にさらされ、コストダウンの要請は厳しさを増し、人手によるものづくりの多くは、人件費の安い国で生産されるようになることは必然です。
しかし、その反面マーケットは拡大し、世界中で「ものづくり」をする企業がどんどん増えています。
私たち神港精機は、半導体や精密電子部品などの先端技術を支えるキーテクノロジーである「真空技術」(Vacuum Technology)を応用した製造装置及びコンポーネントのメーカーとして、 世界中の先端機械メーカーや素材メーカーと共に「ものづくり」に取り組んできました。
私たちのつくる製造装置やコンポーネントによって、お客様はコストダウンや品質の向上、高付加価値化を成し遂げてきたわけです。

「ものづくり」はより高度に、より高付加価値へ。
製造技術の分野は、これからも研究開発を続けていくことにより、精度や効率を高め続けていくことは可能だと思います。
ただし、そのためには技術を継承してより高めていくことが前提になります。そして、人が技術や知識を貪欲に習得し続け、変化し続ける多様な製造技術とも連携していくことが必要です。
日本であっても外国であっても、ものづくりを行っている企業は技術力を高め品質を高め、なおかつコストダウンを続けていく努力をしないと、競争に打ち勝つことは無理だと考えます。 そして、そのことを一社の技術でやり遂げることは、多くの先端技術産業で難しくなっています。
技術を日々高め、組み立てていくのは、”人”です。
人が技術や知識を習得し、それぞれが情熱を持って役割を果たしながら、協力して「ものづくり」に取組み開発していくことは、 先端技術だけではなく技術の裾野の広さと深さがないと達成は困難です。 そういう意味で、私たちの競争力はまだまだ高く、役割もはっきりしています。
必要とされ続けていく技術開発型の企業。
私たちの事業の中核技術の一つである「真空技術」でも比較的簡単な真空ポンプの製造などは、製造コストが安い海外の製品がどんどん増えています。 しかし、製品の耐久性や稼動の安定性、装置の精度については、まだ圧倒的な優位性があると言えます。
また、単に機械としての真空ポンプを売っているのではなく、お客様がその真空ポンプを用いて製造装置をつくり、その装置により生産される製品の品質を高め、 コストを下げていくためには、我々が持っている経験や多岐にわたる技術が必要となりますので、私たちの役割がなくなることはないと思いますし、 世界においてもその重要性はより増していくのではないでしょうか。
時代が要請する「真空技術」を用いた新たな技術の開発において、我々神港精機はお客様であるユーザーのより高い要求レベルを達成できる企業であり続けていこうと思います。

そして、未来は大きく広がっています。
これからの神港精機にとって大切なことは、企画力と情報発信力だと考えています。
「真空技術」の利用は多岐にわたり、これから開発されていく先端技術へも用途が広がっています。
真空といえば、簡単に言えば魔法瓶がありますが、二重ガラスの間を真空にすると、断熱性が高まり、熱効率が高まり環境保護にも寄与できます。 宇宙も真空ですが、宇宙開発においてもロケットの断熱や燃料タンクの検査、真空のテスト環境を作るといった「真空技術」が用いられています。 身近なものでは、薄型テレビを始めとする表示装置や太陽電池を作る工程で、当社の「真空技術」の他、工程を搬送するコンベアの技術や温度を管理する技術が用いられています。 医療・バイオや燃料電池、新エネルギーの開発・製造にも「真空技術」は用いられています。
また、真空メッキといえば分かりやすいですが、「真空技術」は素材のメッキや表面処理にはなくてはならない技術です。
硬くて滑らかなダイヤモンドライクカーボンを自動車のエンジン部品にコーティングすることで、燃費を向上させたり、 ガラスに特殊な素材をコーティングすることにより、曇らないメガネや拭かなくてもいいビルの窓ガラスを開発するといった、素材の高機能化や改質にも「真空技術」が用いられています。
「光学技術」は当社のもう一つのキーテクノロジーですが、これを用いた機械測定器は、半導体製造工程ではもちろんのこと、 より微細化が求められるハイブリット自動車の部品の金型製造、コンタクトレンズの検査や視野検査などの医療機器の製造にも用いられつつあります。
このような新たな製造設備開発や医療分野への取組みには、発想力や企画力ということが求められます。そして、これから私たちが新たに取組んでいく分野は多岐にわたるので、 各分野のスペシャリストと共にタッグを組んで、新たな素材や機械を開発していくことで、エネルギー問題や地球環境の改善に役立ったり、 病気が治り人命が救われていくことにつながっていけば、すばらしいことだと思います。
そのためには、私たちの持っている情報を広く発信し多くの方々と協力していくためのインフラも必要になります。 また、私たちの技術やノウハウをいかに活用していくかを柔軟に発想する力や具体化していくための企画力も求められます。
メッセージ

今、ものづくりの技術は中国をはじめとするアジアの国々で急速に発達しつつあります。
これまで、世界のものづくりを牽引してきた日本の役割が大きく変わろうとしています。
技術の移転は急速に進み、情報化により技術のキャッチアップもこれまでよりスピードアップしています。あらゆるメーカーが世界での競争にさらされ、コストダウンの要請は厳しさを増し、人手によるものづくりの多くは、人件費の安い国で生産されるようになることは必然です。
しかし、その反面マーケットは拡大し、世界中で「ものづくり」をする企業がどんどん増えています。
私たち神港精機は、半導体や精密電子部品などの先端技術を支えるキーテクノロジーである「真空技術」(Vacuum Technology)を応用した製造装置及びコンポーネントのメーカーとして、 世界中の先端機械メーカーや素材メーカーと共に「ものづくり」に取り組んできました。
私たちのつくる製造装置やコンポーネントによって、お客様はコストダウンや品質の向上、高付加価値化を成し遂げてきたわけです。
「ものづくり」はより高度に、より高付加価値へ。

製造技術の分野は、これからも研究開発を続けていくことにより、精度や効率を高め続けていくことは可能だと思います。
ただし、そのためには技術を継承してより高めていくことが前提になります。そして、人が技術や知識を貪欲に習得し続け、変化し続ける多様な製造技術とも連携していくことが必要です。
日本であっても外国であっても、ものづくりを行っている企業は技術力を高め品質を高め、なおかつコストダウンを続けていく努力をしないと、競争に打ち勝つことは無理だと考えます。 そして、そのことを一社の技術でやり遂げることは、多くの先端技術産業で難しくなっています。
技術を日々高め、組み立てていくのは、”人”です。
人が技術や知識を習得し、それぞれが情熱を持って役割を果たしながら、協力して「ものづくり」に取組み開発していくことは、 先端技術だけではなく技術の裾野の広さと深さがないと達成は困難です。 そういう意味で、私たちの競争力はまだまだ高く、役割もはっきりしています。
必要とされ続けていく技術開発型の企業。

私たちの事業の中核技術の一つである「真空技術」でも比較的簡単な真空ポンプの製造などは、製造コストが安い海外の製品がどんどん増えています。 しかし、製品の耐久性や稼動の安定性、装置の精度については、まだ圧倒的な優位性があると言えます。
また、単に機械としての真空ポンプを売っているのではなく、お客様がその真空ポンプを用いて製造装置をつくり、その装置により生産される製品の品質を高め、 コストを下げていくためには、我々が持っている経験や多岐にわたる技術が必要となりますので、私たちの役割がなくなることはないと思いますし、 世界においてもその重要性はより増していくのではないでしょうか。
時代が要請する「真空技術」を用いた新たな技術の開発において、我々神港精機はお客様であるユーザーのより高い要求レベルを達成できる企業であり続けていこうと思います。
そして、未来は大きく広がっています。
これからの神港精機にとって大切なことは、企画力と情報発信力だと考えています。
「真空技術」の利用は多岐にわたり、これから開発されていく先端技術へも用途が広がっています。
真空といえば、簡単に言えば魔法瓶がありますが、二重ガラスの間を真空にすると、断熱性が高まり、熱効率が高まり環境保護にも寄与できます。 宇宙も真空ですが、宇宙開発においてもロケットの断熱や燃料タンクの検査、真空のテスト環境を作るといった「真空技術」が用いられています。 身近なものでは、薄型テレビを始めとする表示装置や太陽電池を作る工程で、当社の「真空技術」の他、工程を搬送するコンベアの技術や温度を管理する技術が用いられています。 医療・バイオや燃料電池、新エネルギーの開発・製造にも「真空技術」は用いられています。
また、真空メッキといえば分かりやすいですが、「真空技術」は素材のメッキや表面処理にはなくてはならない技術です。
硬くて滑らかなダイヤモンドライクカーボンを自動車のエンジン部品にコーティングすることで、燃費を向上させたり、 ガラスに特殊な素材をコーティングすることにより、曇らないメガネや拭かなくてもいいビルの窓ガラスを開発するといった、素材の高機能化や改質にも「真空技術」が用いられています。
「光学技術」は当社のもう一つのキーテクノロジーですが、これを用いた機械測定器は、半導体製造工程ではもちろんのこと、 より微細化が求められるハイブリット自動車の部品の金型製造、コンタクトレンズの検査や視野検査などの医療機器の製造にも用いられつつあります。
このような新たな製造設備開発や医療分野への取組みには、発想力や企画力ということが求められます。そして、これから私たちが新たに取組んでいく分野は多岐にわたるので、 各分野のスペシャリストと共にタッグを組んで、新たな素材や機械を開発していくことで、エネルギー問題や地球環境の改善に役立ったり、 病気が治り人命が救われていくことにつながっていけば、すばらしいことだと思います。
そのためには、私たちの持っている情報を広く発信し多くの方々と協力していくためのインフラも必要になります。 また、私たちの技術やノウハウをいかに活用していくかを柔軟に発想する力や具体化していくための企画力も求められます。